勝手にシメオネ

takaku12006-07-11

巷ではあの頭突きのことが話題になってるみたいだが、我々のような普通のサッカーファン、週末は新宿で合コン(合同コング)するのが日課というOLくらい普通な、そんな我々からしてみればジダンの頭突き癖というものは非常に馴染み深いもので、彼が最初に頭突きをしたのはマルセイユ第三小学校(通称マルサン小)二年のとき、同じクラスのパンツェッタ・ジローラモにお見舞いしたのが実質的なデビューであると言われている(宇宙暦0088年)。
その時の後遺症でジローラモには胸毛が生え、ジダンの足跡からは月見草が生えるようになり、ジダンはひたすら自分の足跡を追いかけ、円を描いているうちに少年時代は過ぎていってしまった。
マルセイユルーレットの完成である。
ジダンはそれからも頭突きをかまし続けた、あるときは南北和平調停会談で、あるときはベルリンの壁に、あるときはマンハッタンの摩天楼に、そして、累計で一番頭突きをされたであろう松浦亜弥は、あまりの勢いに鼻があんなんなってしまった、それも愛ゆえというものだろうか、気丈に彼女はこう言うのだった。
「やっぱ、ジダンだけにね。」
捨てた男と、逃げた男、指折り数えてみてみれば、ちょうど私の年じゃない、女四十生きてきて、咲かぬ花こそ咲かせたい、さあ、唄っていただきましょう。
曲は『マッチョドラゴン』。


ちなみに、マルセイユルーレットはいつ暴発するかわからない恐怖の頭突きルーレットのことで、ロシアンルーレットはいつ発射するかわからないプーチン首相の全く笑えない小粋なジョークのことです。