文学

『振り返ればいつもそこに瀬戸内寂静』という小説を書いていたのだが、何度書いても第三章の『寂静、大地に立つ』で寂静が江戸屋猫八に毒殺されてしまってどうしたらいいかわからないので、『百一匹瀬戸内寂静』にタイトルを変えたところ、一匹だけ様子のおかしい寂静がいてよく調べてみたら、吉本隆明だったので、便所に流した。危ないところだった。