ブロークンブーラルーズ

「ほら、はやく。」
「・・・」
「自分で言うって言い出したんでしょ?」
「うん・・・」
「大丈夫だって。」
「うん・・・」
「最初だけだから。」
「・・・」
「じゃあ、いちにのさん、で言お?ね?」
「・・・うん。」
「いぃーち」
「・・・」
「にーぃ」
「・・・」
「さーん!」
「い、い・・・」
「え?なに?聞こえないよ。」
「い、い、い、泉ピン子ぉ!」
「きゃあ!言えた!すごぉーい!」
「・・・くっ、ぐふっ。うぇっ・・・。」
「どーしたのぉ?泣かないで。」
「うぁーーーん。」
「頑張ったねえ。よしよし。ほら、コーヒーでも飲みにいこ。」